|
|
|
|
|
|
型名
|
HN-10A |
処理能力(1回あたり) |
3.3kg |
処理能力(1日あたり) |
10kg/MAX |
処理時間(1回あたり) |
3〜4時間 |
処理方法 |
微生物酸化分解・消減方式 |
菌種 |
好気性微生物 |
減質量率(%) |
90%以上 |
10kgの残渣取出日数 |
1回/半月 |
定格消費電力 |
1KW/100V 0.75KW/220V、3φ |
重量 |
130kg |
投入口高さ |
820mm |
機械の安全性 |
投入蓋開放時攪拌停止・非常停止ボタン有り |
装置の材質 |
ステンレス・鉄鋼・FRP |
本体寸法 |
W560×L1170×H870 |
|
|
バイオチップ容量 |
80L |
攪拌装置 |
正・逆 自動切り替え |
加温装置 |
電気ヒーターによる自動コントロール方式 |
排風装置 |
有 |
|
|
分解について |
酵素材の中に生ゴミを投入すると、「生ゴミ」の中からカリウムなどの無機元素や低分子の糖(ブドウ糖など)と同時にアミノ酸など低分子の有機成分が微量ですが溶け出します。これを微生物が吸収します(微生物の細胞壁を通過吸収)。
吸収された低分子有機成分には溶け出す前の高分子有機物の情報を含んでおり微生物はその情報を元に分解酵素を細胞内で合成します。分解酵素は低分子のため楽に細胞壁を通過して高分子有機物(生ゴミと考えて差し支えない)を低分子に分解します。
好気性菌の場合、生ゴミ中の有機炭素を餌にしたとき合成に5〜10%を使用、残り90〜95%をエネルギーとして酵素の生産などに消費します。このとき、炭素を燃やしてエネルギーとし、炭素は酸化されて二酸化炭素となり放出されます。「生ゴミ」の中の保水成分の有機物は保水することが出来なくなり水を出します。これが「生ゴミ」を水と二酸化炭素に分解消滅させますと言っている原点です。増殖された微生物は残りますが、水分比30%ぐらいの頃より活性が鈍り安定化され、次の「生ゴミ」の投入を待ち受ける状態となります。
行程については「生ゴミ」の投入と同時に活性力に勝る糸状菌、乳酸菌等が急激に増殖され初期分解が始まります。次に分解を強制的に行うため「放線菌」が有害菌を抑制し、腐敗傾向から発酵分解へと移行します。この状態からセルロース、たんぱく質、初期分解で生成した有機酸などを分解しながら放線菌が増殖しています。
|
|
分解酵素材について |
当分解酵素材はもともと自然界に存在する微生物と動物の体内微生物を利用し活性化させたものであり、またその働きのほとんどが体内微生物が作り出した各種の消化酵素を活性化させたもので、酵素材全体が動物の生体内の消化器官と同様の働きをするものであると考えられています。
この分解発酵の過程で有機物が分解され水分と炭酸ガスへと変化していく状態も体内微生物が行う消化酵素の働きを考えれば説明のゆく現象といえます。
有機物処理を行なう事については現在少なくともバチルスを含んだ約12種類の微生物が分解に関与していると考えられ、急激なPHの変化(約7.0〜9.0の範囲内)はみられず、資材重量もほとんど増加せず、また悪臭(硫化水素やアンモニア等)の検出が格段に減少し、菌数も104〜107個/gと定常存在していました。
酵素材の基となる酵素液には以下の微生物の存在が特定されています。
1.Bacillus sphaericus
2.Serrtia liguefacient
3.Serrtia marcescens
4.Stenotrophmonas maltophilia
5.Pseudeomonas aeruginosa
6.Pseudeomonas stutzeri
アミノ酸は次のようなものが分析されています。
1.ホスホセリン
2.シスチン
3.カルニチン |
|
|